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【ポケモンBDSP】殿堂入り+αの感想

19日に発売されたリメイク、殿堂入りし、クリア後の世界を少し遊んだので感想をまとめます。

ブリリアントダイヤモンドをプレイしました。以下殿堂入りのパーティ。

 

まず私のポケモン遍歴について。

現在、「やりこんでいる」といえるゲームシリーズはモンハン4Gのみですが、剣盾初期くらいまではポケモンもレート・ランクマの対戦しており、それなりにやりこんでいました。

ダイパ含む第4世代は、もちろんリアルタイムで遊んでましたが、当時高校生だったので、いわゆる「ダイパキッズ」の世代ではないです。(ホウエンキッズのほうがピンとくる)

 

とはいえ、ダイパもまた思い出深い世代ではあります。

個人的には今の対戦環境というかガチ対戦のベースができたのはこの世代だと思います。それまでタイプによって分かれていた物理・特殊が技ごとに設定されたり、きあいのタスキ、こだわりスカーフ(メガネ)、いのちのたまなどの強力なアイテムが追加されたり、ガブリアスやクレセリアに代表される、極めて戦闘力の高いポケモンが追加されたりなど。(その他ポケモンとの戦力差がありすぎて、いわゆる「厨ポケ」が用語として確立し忌み嫌われていた)

 

あとはゲームのほうは「なぞのばしょ」に代表されるバグ技が多いことでも話題になってましたね。この当時はすでにインターネットが普及していたので、一部サイトで共有されたことで広まったと記憶しています。

一方でダイパは対戦のテンポが極めて悪く(攻撃のヒットやHPバーが減る前に謎の待ち時間がある)、2年後のプラチナで完成された感も強いです。

 

そんな私がこの度のブリリアントダイヤモンドをプレイした感想は、一言でいうと「良くも悪くもダイパそのまま」でした。

点数をつけるとすれば、1ゲームとしてみれば80点、ダイパリメイクへの期待感に比べると70点くらいでしょうか。それぞれポイント別に振り返ります。

 

・シナリオ

これは本当に何も変わってなかったです。ゲームハードの違いなど多少の差はあれど、人物、セリフ、展開はほぼそのまま。まあ変に変わるよりかはいい…のかな。

ルビサファリメイクでは南の孤島イベントとかあったので、クリア後にダークライ(新月島)とか伝説関連のイベントあるのかなと思いきやなさそうです。

私は第4世代を周回するときは毎度プラチナをやってたので、ジム攻略の手順などが異なっておりそういう意味ではなつかしさがありました。

 

・グラフィック

頭身とか発売前に一部で色々いわれていた点。個人的には、2021年にスイッチで出たゲームとしてはこんなもんだと思います。頭身はデフォルメが可愛いところもあり、表情もあったし戦闘画面ではそれなりに動いてたので気になりませんでした。というか発売前から騒ぎすぎだと思ってました。

ただ、過去のリメイク作品の変わりぶりや剣盾のグラフィックが良かったので、感動するほど良いということはなかったです。

 

・攻略、戦闘関連

第4世代までのポケモンしか使えずPT構成に窮屈な感じはありましたが、地下大洞窟の追加は非常にわくわくして楽しい要素でした。おそらくレベルで制約があるのでしょうが、一部捕獲が非常に難しいのは不満点。

経験値は6世代以降の学習装置スタイルで控えが勝手に育っていくので、レベル差で摘むことは少ないはず。

エフェクトやポケモンのリアクション等は剣盾から劣化してるイメージ。

 

・利便性、テンポ

今回最悪だったのがテンポ感。

なつき度がなかよし度を兼ねてるのですが、なかよしになったときに出る「指示をまっている」などのメッセージやエフェクトが余計すぎる。演出としてはなかよし度はもちろん素晴らしい要素だし、メッセージ出てもいいんですけど、メッセージやポケモンが跳ねるアニメが毎回でてくるので、長いシナリオで何度も見せられ、戦闘が長引くのが非常につらかった。設定で戦闘アニメオフにしても切れないのがさらにゴミ。

終盤は苦痛すぎてスプレー使いっぱなしだったし、特にダイパは全国図鑑の条件的にトレーナー戦をちゃんと潰さないといけないので、戦闘に入るのがとにかくだるかったです。

その他わざマシンがまた使用したらなくなるスタイルになってて、デパートで10万冷ビとか3000円で買えるのはいいけど、そこまでするならマシン何度も使わせろよと思いました。あとは自転車が遅い上にクイックターンできなかったり、地下の洞窟に障害物が多くて望まないシンボルエンカウントが多発するのもイライラポイント。

 

細かく言えばもっと良い悪いあるのですがとりあえずこんなところ。

とにかく原作をかなり忠実に再現しようとしていて、その安心感はあるのですが、ストレス要素も相応に多い印象でした。

もちろん元が良いのでゲームとしてちゃんと面白く遊べたのは間違いないのですが、過去、HGSSやORASといったリメイクの出来がかなり素晴らしかったので、それと比べると遊びごたえや満足感は低かったです。発売初日、Twitterで「リメイクというよりリマスターな印象」というつぶやきを何件か見て、まさにその通りと感じました。

 

全体的な満足度としては、正直もう少し頑張ってほしかった感じはしています。

しかしながら、完全に沈殿していたポケモンへのわくわく感を久々に味わえたので、そこはよかったです。来年のレジェンズアルセウスががぜん楽しみになってきました。